日本を訪れるサイクリストからのよくある質問は:「自転車を電車に乗せられる?」答えはYESです!この投稿とサポートビデオをぜひご覧ください。日本での輪行(自転車を電車に乗せる)方法ここでは自転車をどのように電車に乗せるか、その方法をご紹介します。

目次

  1. はじめに
  2. 新幹線
  3. グリーン車
  4. 輪行バッグ
  5. 輪行バッグの使い方
  6. 追加ポイント

日本で自転車を電車に乗せるのは、ヨーロッパや北米の方々がやっているように簡単ではありません。自転車を電車に乗せるには、完全に覆われている必要があるので、基本的には大きなバッグや荷物として認識される必要があります。ほとんどの電車には頭上に収納スペースがあるので、パニアやリュックサック・その他のバッグを持っている場合は、まずそれを上に置きましょう。それから自転車を置ける最適の場所を確保するようにすれば、両手を空けることができます。

新幹線(超特急列車)

自転車をバッグに入れて新幹線に持ち込むことも可能ですが、最近、JRが大型荷物に関する方針を変更したため、JRのホームページで確認することをお勧めします。 JR大型荷物予約ページ 最新の情報はこちらです。

私たちは新幹線に自転車を持ち込んだ経験上、いつもどの車両にもある最後列の座席後ろのスペースを利用しています。しかし、このスペースは事前に予約する必要があるので、前もって計画を立て、自転車を収納するスペースを確保することをお勧めします。 

ひとつ、コツがあります。出発地点が始発になっている新幹線に乗ることです。そうすれば、始発駅から乗車する人達が一番乗りできるので、後部座席を予約したり、荷物置き場を確保したりできる可能性が高くなります。日本語では「始発+行き先」というので、大阪から博多に行くのなら、次の「新大阪が始発の博多行き」が何時なのか駅員さんに聞いてみましょう。

グリーン車

グリーン車は新幹線のファーストクラス席です。お値段は高いですが、どの席も少しゆとりがあり、値段が高い分、席を予約するチャンスも多く、常に予約でいっぱいというわけではありません。

グリーン車では前席と後席の収納スペースに余裕があるので、バイクの車体が大きくて新幹線内でのスペース確保が心配な人は、グリーン車の前席や後席が空いているかどうか聞いてみるといいでしょう。

輪行バッグ

日本で自転車を電車に乗せる場合、トレインバッグ(輪行バッグ)は必需品です。

電車バッグにはいくつかの種類があります。RBRJのお気に入りはタイオガのコクーンバッグで、とても頼りにして使っています。 

バッグを丸めると、水筒より少し大きいくらいの小さなポーチに入るので、使わないときはとてもコンパクトになります。

こちらのリンクからタイオガ・輪行バッグをチェックできます。 タイオガ輪行バッグ

小さなパウチの中には以下のものが入っています。

  • 輪行バッグ(ブログの下の画像を参照)
  • 細めのストラップ(下の画像中央)
  • 太めのショルダーストラップ(2本・下の画像右側)

輪行バッグへのバイクの入れ方 a train bag

所要時間: 10分

自転車を輪行バッグに入れるのには、数分しかかかりません。以下の手順に従ってください。

  1. 前輪を外して、フレームに取り付ける

    まず、フロントホイールを外し、ペダルとクランクの位置をチェーンステーと平行になるように後ろ向きにします。
    次に、細いストラップを3本使って(袋にはもっと4本入っているかもしれませんが、3本で十分だと思います)、前輪をフレーム・クランク・チェーンステー周辺に固定する。ホイールを自転車の左側(ドライブトレイン側でない方)に取り付け、ストラップを蝶結びすればよいでしょう。

  2. バッグを準備をする

    まず、バッグの前面・背面・上面・底面を確認してください。バッグの後部は、後輪が収まる場所なので丸くなっています。

    バッグの上部には、ハンドルバー用のストラップをステムにかけるための小さな穴が開いています。シートポストは2つのジッパーの間にはみ出る形になります(ジッパーの閉め方については後述します)。


    バッグの開閉は、背面にある2つのジッパーで行います。ジッパーを開けたら、いよいよ自転車をバッグに入れていきます。

  3. バイクを輪行バッグに入れる

    まずハンドルバーから自転車をバッグに入れます。自転車を袋に入れるにつれ、ハンドルバーは横に向くので、少し回す必要があるかもしれません。

    バッグをバイクの上や周りで動かし続けるにつれて、後輪の上にバイクを立たせるようにした方がバッグを動かしやすくなり、バイクの両側をうまくカバーできるようになる場合があります。
    自転車がバッグにきちんと収まったら、チェーンリングと後輪を囲むように底部のジッパーを閉めます。
    自転車がバッグですっぽりと覆われた状態になったら、シートポストの両側でジッパーをしっかりと閉めます。

  4. ショルダーストラップを使う

    ショルダーストラップを取り付ければ、自転車を肩に担ぐこともできます。パニアや他のバッグで両手がふさがっていて、自転車を肩に担ぐ必要がある場合に便利です。
    荷物を手に持っていない場合、またはバックパックを背負っている場合は、ショルダーストラップは必要ないでしょう。私は通常、片手で自転車をサドルを持って担ぎ、もう片方の手で切符を改札に入れています。
    こちらが、ショルダーストラップの付け方です。
    長い方をシートポストにつけ、短い方はハンドルバーステムにつけます。
    まず、長い方をシートポストに巻きつけ、クリップの端をもう一方の端のループに通します。その後、しっかりと引っ張ります。

    次に、小さい方をステムに巻きつけ、クリップの端をもう一方の端のループに通して、しっかりと引っ張ります。 

    クリップをはめれば、ショルダーストラップの完成です。

  5. シートポストとサドルについて

    JRの規定によりますと、シートとシートポストも完全に覆い、輪行バッグからはみ出てはならないと書いている場合があります。
    ですが、私たちの輪行経験上では、輪行バッグを使うときにサドルを覆うように言われたことはありません。
    万が一、スタッフにシートを覆うように言われた場合は、シートの上にあるジッパーを両方から閉めるだけで、シートはすべて覆うことができます。フレームの大きさやシートの高さによっては、シートを少し下げる必要があるかもしれないので、念のため手の届くところにマルチツールを置いておくことをお忘れなく。

これで、自転車と一緒に電車に乗る準備ができたはずです。

追加ポイント

駅員の目の届くところで、バイクを輪行バッグに入れるのは避けよう

駅員さんは、通常、改札口近くのブースに座っているので、そこから少し離れた場所でバイクをパッキングすることをお勧めします。

輪行バッグにバイクを入れれば乗車は許可されているとはいえ、注目を浴びすぎたり、迷惑になったりしない方が良いでしょう。

日本の駅は忙しく、駅員が最も気にかけているのは、混乱なく列車を時間通りに走らせることです。そのため、駅の真ん中や改札の前で荷物を広げていたりすると、人の邪魔になり、係員から目をつけられたり、質問されたりする可能性があります。

改札から少し離れた場所で身支度を整え、早めにチケットを取っておくと、手続きがとてもスムーズになります。そして準備ができたら改札まで歩き、ゲートを通過してホームに向かいます。

混雑時を避ける

時間に融通が利くのであれば、ラッシュアワーを避け、自転車を置くスペースを少し広めに取りましょう。混雑する時間帯に電車に乗る必要がある場合は、しっかりと準備をし、車両の最前部か最後部から乗車して、自転車やその他の荷物を置くスペースが少し広くとってある場所を確保しましょう。

まとめ

輪行バッグは、日本の秘境への素晴らしいサイクリング・アドベンチャーへの扉を開く鍵になります。 

電車が混んでいるときや、駅構内を自転車と荷物を持ってホームまで歩くのが長いと感じることもありますが、それを我慢して、髪に風を受けながらライドしている時の気持ちを考えましょう。

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